がらりと教室の扉を开ける。ふわりと甘い匂いがした気がした。
教室の窓は闭め切っていて、窓から夕焼けの光が差し込んでいた。
そしてそこにたたずむ一人の少女。
夕焼けの橙の光に照らされて光る银色の髪の毛、まだ幼さの残る顔つきと见た目の年齢から见れば大きい胸。
しかしその胸の大きさも异常なまでに大きいわけでは无い。その见た目年齢にしては大きいと言うだけ。むしろ彼女は胸の大きさより容姿の整い方の方が目が夺われる。胸、くびれ、お尻のバランスが絵に描いたように美しく黄金比を保っている。
そして、そのお尻を隠すパンツが见えそうなほど短いミニスカートからでた白い太ももは黒いニーソックスとの间で艶めかしい感覚を醸し出していた。
彼女の名前はシーリア。外国の方からきた転校生らしく俺より少し先にこの学校に来ていた退魔师学校の生徒―つまりは退魔师见习いというところだ。学年は1年。俺が二年生だから后辈に当たる。この学校に来て间もない俺にこの学校の案内をしてくれたのが彼女だったことから俺と彼女は学校内でよく一绪にいることが多かった。
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俺も俺で彼女の宿题を手伝ったり苦手科目の勉强に津书き会ったりしていたので、この学校に来てから3ヶ月の间に俺と彼女はとても仲良くなり、一定の信頼を置いていた。
―あれを、见つけるまでは。
「ぁ!先辈!どうしたの?こんな时间に话がしたいって连络あったからびっくりしちゃった。」
いつもの调子で、彼女がニッと笑いながら近づいてくる。
天真烂漫ですこしお転婆な彼女に似合う可爱らしい笑顔だ。その容姿のこともあり学校では隠れファンもいる彼女とここまで密接に话せるのは恐らく俺だけだろう。
だが、俺はそんな彼女に対悪魔用の弾丸の入った铳の口を彼女の头に突きつけた。
「まさか、お前が悪魔だったとはな。まんまと骗されたよ。シーリア。」
俺自身の手足が冷えるようなほど冷たい声で俺は彼女への言叶を口にした。
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静まりかえる教室。俺と彼女以外は谁もいないこの教室。扉も窓も闭め切っている今、歩く音一つ闻こえないこの教室で何时までもこの静寂が続くのかと思った矢先、彼女が口を开いた。
「や、やだなぁ…先辈の冗谈初めて闻いたな…。」
「冗谈で言っていると思ったか?」
「…。…なんで、私が悪魔だって思ったんですか?」
「証拠を持たずに此処までのことをすると思うのか?…お前が休み时间屋上で悪魔と话しているのを见たんだよ。その会话の内容もすこしだが闻こえていたから覚えている。此処で打ち明けるか?」
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