隼人の経歴はオープンになっているので、爱理が、隼人は既婚者であることを知っていた。それでも、若い男女は程なく、二人きりで密かに热い时间を迎えていた。
爱理の肉体は、男を悦ばすあらゆるものが诘まっていた。そしてそのテクニックも并のものではなく、结婚前に女性遍歴の多い方であろうと自覚する隼人も、忽ちその虏となった。
吸い付く绢のような柔肌。
适度な弾力と柔らかさのある豊満な胸。
括れた腰と引き缔まったヒップ。
そして、繊细に蠢き、男自身に络み付く膣内……。
逢瀬と肉体を重ねる度に、隼人は爱理に溺れてゆくのだった。
しかも、大手贸易会社の社长秘书をしているだけに、爱理は事情通でもあった。隼人の事业にとってメリットとなる企业や人を绍介し、时には自らアポまで取ってくれる程だ。それによって、隼人のメイカーの収益と株価は益々上がっていった。
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だが、隼人の仕事と性が充実していくのひ反比例して、隼人とその家庭は疎远になっていった。
ある情交の后、ベッドの中でしどけなくしている爱理が、不意に隼人に讯いた。
「ねえ、最近奥さんとセックスしているの?」
それは隼人をからかうような质问だった。彼は直ぐには返答出来ないでいた。
隼人とその妻は、久しくセックスレスだ。子供が出来てからも、折を见ては夫妇の営みを持ってはいたが、隼人に爱理という爱人が出来てから、それも全くなくなってしまったのが実情だった。
「奥さんだと満足出来ないのかしら……。ふふ、可哀想ね」
唐突に、隼人は爱理の唇を自分のそれで塞いだ。それは强引な口付けだった。同时に、男の手は远虑なく、豊満な女の乳房を鹫掴みにする。それだけで、事后の身体はまた热く欲情してくるのだ。
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「んんっ……くちゅ、ちゅ……」
二人の下が口腔内で络み合い、卑猥な水音を立てる。膨张し、反り返ってゆくペニスが、女の腹を叩いた。
「……あんっ。ふふ、さっきよりも兴奋しているよ? お腹に当たっているものが凄いことになっているわ」
爱理は仅かに全体を上下させ、上に覆い被さっている男のペニスを腹で扱き始めた。
「今顷、奥さんは何をしているのかしらね。あら、また大きくなってきたわ。ふふ……」
隼人のペニスが膨张してゆくのは、爱理の腹部に扱かれているばかりではない。妻のことを思うと、自分が今不贞行为をしているのだと否応なく思い起こすことになる。その背徳感が隼人を一层欲情させるのだった。
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