少し湿ったチャラの太ももに頬を寄せたくなって、そのまま寝返りを打った。
かすかに湿った、不思议な香り。
チャラの小さなクスクス笑いが右耳に入ってくると、全身をくすぐられたように身体が小さく反応して、なんだか可笑しい気がして、僕も小さく笑った。
「チャラ……。いい天気だね……」
「そうだね。色んな人をこの世界に连れて来たけど……、こんなにいい天気でいるのは、君といるときだけ」
「雨とか、あるの?」
「ない。でも、一人で来たらいつも昙ってた。
色んな人を连れてきたけど、そのうちすぐに、云が空を覆っちゃう」
「そうなんだ……」
そう答えて、なんとなく目を瞑ったまま、身体をうつぶせにしていく。
チャラの太ももの谷间に、顔を埋めようとした。
「チャラ……、いい?」
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「あはっ? してほしかったんでしょ?
うつぶせひざまくら? いいよ? そのまま今日も眠っちゃえ?」
まっさらな肌に滑り込むように、僕は顔を埋めていく。
安心するのに、ドキドキする场所。
ドキドキして、なんだか……
「はあ……? はあ……?」
くせになるような、不思议な香り。
しわくちゃになったスカートの裏地が、僕の头に被さっていく。
スカートの内侧ににこもり始める、无味无臭な香り。
湿った香りが、鼻腔の裏をくすぐって、ひっついて、そして……
「はあ? ああ……?」
感情のメーターを急激に押し上げる、チャラのフェロモン。
「くう……? あふ……?」
下半身が一気に落ち着かなくなり、腰を浮かせて、お尻を上げ、身体をくの字に曲げる。
「うう……? あう……?」
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下半身を上げたことにより、顔への负荷が强くなる。
チャラの太ももの谷间に强く顔が押し当たり、自然と太ももに埋まっていった。
「あふっ?」
张りのあるすべすべな太ももから、柔らかいふにふにな太ももに包まれ始める。
「あああっ?」
反発する太ももに柔らかく押しつぶされるのを感じながら、わずかな隙间から香ってきた、无味无臭な不思议な香りに気を取られた瞬间、感情が振り切れた。
「ううっ?」
ベルトを外す。
ボタンを外す。
ファスナーを下ろして、下着にまで手をかける。
「は、はやく……?」
ズボンを下ろした瞬间、チャラが「あはっ?」と笑った。
「いっただきまーす?」
チャラの表情は、まったく见えない。
でも、いまの声で、チャラが梦魔の笑みを浮かべていることは、はっきりと分かった。
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