「この前はすぐに追いかけてきたのに……。それが秘策ってやつなの?」
秘策……。
そんなの、本当はない。
魔王を倒すために覚えてきた秘策はいくつもある。
けれども、三日前に出会ったばかりのチャラを捕まえる秘策なんて。
「ねえ……、具合でも悪いのかなぁ……」
チャラが心配そうな顔をして、僕に近づいてくる。
「具合が悪いなら、今日は宿屋でお休みしていようよ」
チャラはそう言って、この世界から抜け出すための咏唱を始めようとした。
その瞬间、気持ちが僕の身体を动かした。
僕が走り出した瞬间、チャラが目を丸くした。
「えっ!? きゃあ!」
チャラを抱きしめて、抱きしめた势いのまま二人で花畑に倒れ込んだ。
花びらがぶわっと舞い上がって、僕らの身体を隠していく。
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花びらが一枚、唇に触れて少し苦い味がしたとき、僕は自分がようやく何をしたかに気付いて、両手を地面について、チャラから离れようとした。
僕の身体の影にいたチャラが、目を丸くしたまま、両手を僕に伸ばしてきた。
光を失った水色の瞳が、僕のことをまじまじと见つめていた。
「ねえ……」
チャラの背中の后ろから、緑色の蔓が几本も伸びてくるのが见えた。
「スイッチ入っちゃったじゃん……、バカ……」
我慢してたのに……、とチャラの瞳が润んだ。
「あはっ? どうなっちゃっても、知らないからね」
いいよ、と僕は颔いて、チャラの身体に覆いかぶさった。
确かな丸みを胸に感じて、柔らかい身体に、僕の身体をゆっくりと寄せる。
頬を寄せて、チャラの体温を感じて、お花畑の不思议な香りに気を取られそうになりながら、自分の気持ちを少しずつ落ち着かせていった。
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「鬼ごっこのつづき……、どうする?」
「……、これが终わったら……」
「あはっ? やっぱり君っておもしろい?
……、膝枕してほしい? 昨夜の続き、してほしいかな?」
気持ちは落ち着いて、キーワードは言えるのに、今日も僕は言わない。
「ひざまくら……、して」
代わりに出た言叶に、チャラが耳元で小さく颔いてくれた。
风の音、太阳の音、花びらが舞う音、チャラの吐息。
女の子座りで出来た太ももの谷间に、僕は头を乗せて、空を眺めていた。
チャラが空を向いて、寂しそうに言った。
「いい天気だね……」
背中がかゆくなって身体をゆすると、チャラの太ももに頬がぶつかった。
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