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日文89(60)


どきどきと高鸣る鼓动は、千冬にも闻こえてしまうのではないかと思うほど大きく、激しい。
「い、いや、だが、そういうのは顺番が违うというか……」
「意気地なし」
「うっ………」
「ほら、お愿い。女を待たせちゃダメだよ?」
「う……うん」
何度も生唾を饮み込みながら、千冬の华奢な肩にぎこちなく手を置き、ゆっくりと顔を近づけ、そっと紧张に震える唇を重ねる。
(や、柔らか……くて、ぷにぷに……こ、これが千冬の唇………)
惯れない感覚にどぎまぎしていると、千冬が微かに唇を开く。
(し、舌を入れろって事……!?)
キスだけでも初体験だというのに、この上さらにディープキスまで。
(は、ハードル高すぎだろっ……!)
激しく动揺する。
だが、想い続けてきた千冬と付き合えるかどうかの瀬戸际。
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ここで情けなく引き下がっては男が廃るというものだ。
覚悟を决め、丹田に力を込める。
それから、ゆっくりと舌を伸ばし、千冬の口内に入れる。
(あったかい………)
千冬の口の中は、自分の口の中よりも温度が高くて。
唾液も心なしか甘く感じる。
伸ばした舌の先端に、千冬の舌が触れる感触。
互いに紧张しながら、ゆっくりと络め合う。
自然と、両者の腕が背中に回り、きつく抱き缔め合う。
(気持ちいい……キスって、こんなに気持ちいいのか………)
头がぽーっとして、胸がぽかぽかと温かくなる。
どんどん爱しさが溢れ出してくるような心地がした。
同时に、股间に血が流入し、ペニスが热く热く勃起していく。
千冬の唇が俺の唇から离れ、頬や首筋、耳元に次々とキスマークを付けていく。
「気持ちいい……??」

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俺はただただ、頬を缓め、肌が唇に挟まれ、吸われ、舌が这う心地よい感覚を享受していた。
「ね、よっちゃん……触って……」
千冬が呆けている俺の手を取り、自身の胸に导く。
(お、おっぱ………や、柔らかっ……それに、おっきい……)
服の上からでもわかる、俺の掌には収まりきらないほどの大きさ。
柔らかさ。温かさ。弾力。
揉みこむほど、もにゅもにゅと蕩けそうな感覚が返ってきて、头の中がぐるぐるとしてくる。
「こ、こんなところ、谁か来たら………」
「见られちゃうね?」
「ま、まずいって………」
「じゃあ、やめる?」
「う……」
「ふふ。そう言いながら、手、全然止まらないよ?」
「そ、それは………」
「ね、よっちゃん。私も触っていい?」
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