「亜子ちゃん、堕とす前にあんまりそういう事言わない方が‥‥」
「え、なぁに柚子ちゃん.大丈夫だって.もう逃げられないでしょ」
「でも万が一の事故とかあるかもしれないし‥‥」
语尾が弱くなっていく柚子花の小声を闻き流して亜子が七也のアゴを掴んだ.
「それに抵抗してくる男を快楽でメロメロにするのが好きなんだよね.どうですか、先辈.もうちょっとあたし达に逆らってみませんか? くすくすくす?」
「ぅぅぅ‥‥」
「もうダメよ.そいつはもう女の体の事しか考えられない廃人だわ」京菜が不机嫌そうに鼻を鸣らした.「そもそも、今日の调教の前からもうアンタは终わっていたのよ.あんな钝くさい女にみっともなく自爆して、それから成绩もどんどん落ちちゃって.见ているこっちがみじめになるくらい腐りきってたわ」
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いつの间にか彼女の端正な顔が苦虫を噛んだように歪んでいる.
「だから贵方は今日からあたし达の奴隷にしてあげるの.あんなワケの解らない新入り女にダメにされた男じゃなくて、あたし达が全力の手管で堕としてやった男になるのよ.光栄に思いなさい.こんなに美しいあたしのために一生を捧げることができるんだから」
「なんだとっ、そんなこと‥‥ぁっ!」
文句を言い返そうとしたが、京菜を见てると心臓が壊れそうなほどドキドキと高鸣った.
美しい女だ.隅々まで手入れが行き届いた肌に髪.流丽な美貌の顔.高めの上背と细身の体にツンと张り出した美巨乳に、悩ましい曲线の腰とヒップと脚のラインは芸术品といってもいいほどだ.
自分の美に絶対の自信を持ち、男を挑発的な目线で见下ろしてくる彼女は女神の生まれ変わりに违いない.いや、むしろ地上に立ち寄った女神そのものなのかもしれない.どうしてこんなに美しい女とケンカなんてしてしまったのか.あの时の过去に戻って、すぐに彼女にプロポーズを申し込みたい気分に七也はなった.
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(な、なんだ‥‥っ! ダメだ! おかしいぞっ! こんなの见てたら変になるっ!)
たまらずに视线をそらした彼だが、その先には柚子花がいた.
「ぁっ‥‥!」
「‥‥七也、さん.そんなにジロジロ见ないで?」
おかっぱで大人しそうで奥ゆかしくて、日本の女が持つ美点を全て凝缩したような女だった.その华奢な体を全力で抱きしめて、どこにも行かないように腕の中に一生闭じ込めてしまいたい.彼女はきっと、木漏れ日をこぼしたような、そっとした控えめな笑顔を作るのだろう.その健気な笑顔を见るためならば総身を针山に投げ出してしまっても构わない.そんな気持ちにさせられる.
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