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日文6665(一)(66)


香りは饱きるどころかさらに私の欲望を唤起させる。
「そうよ!もっと!もっと吸ってぇ!顔を直接胸にうずめて吸ってぇ!头をめちゃくちゃにするくらい幸せにしてあげるからぁ!」
ロックブーケは挑発的に命令した。
(???あ、头をうずめる!?)
私は瞬间息が止まった。
确かに头を埋めればもっと浓厚な香りを吸い込み、柔らかな胸の感触も味わえ、文字通り天国行きだろう。
そう、もう二度と戻れない天国行きの片道切符で、全てを失うのだ。
(???シャーリー!!)
私は呼吸を止めながら、シャーリーのことを思い返した。
远く远く、彼方にいたシャーリーの存在が急に苏る。
怯えが生まれた私の腕にそっと手を添えてくれた、あの优しい感触。
私と2人なら负けないと言い切ってくれた言叶。
全てが一気に流れ込む。 nvwang.icu
「???だ、ダメだ、それだけは、絶対に???ダメだ???」
私は甘い香りと柔らかな视界の诱惑で朦胧とする中、なんとか绞り出した。
「ふふふ、はいはい???」
ロックブーケは意味深に笑い、また暗転した世界がぐにゃりと曲がった。

「ドワイト!大丈夫!?ドワイト!」
シャーリーが私の顔を覗き込んでいた。
目の前には笑みを浮かべながらたたずむロックブーケ。
またアバロン城内に戻された。
「だ、大丈夫???大丈夫???诱惑には屈しない???」
うわ言のように言いながら、不安そうな顔をして私を见つめるシャーリーに答えた。
「本当に屈してなかったかしら?」
ロックブーケはまた意地悪く闻く。
目が泳いでしまう。
确かに魅了こそされてなかったが、あの柔らかな胸を目の前にして私は梦中で匂いを嗅ぎ続けるような丑态を晒した。 copyright nzxs8.cc
シャーリーは知らないとはいえ、これが魅了に打ち胜ったと言えるだろうか?
「ドワイト大丈夫???大丈夫だよ???」
シャーリーはまた私に言い闻かせる。
「魅了されたら回复术で戻してあげる!何があったかなんて闻かないよ!私は何があっても贵方を见捨てたりしないわ!私は贵方を信じてる!贵方だって私を信じてよ!」
シャーリーは明るく私に话しかけた。
だが???その目はうっすら涙が浮かんでいた。
「???シャーリー」
私は罪悪感で押しつぶされそうになる。
シャーリーは私が魅了されそうなことに薄々わかっているのだろう。
それでも、私を责めることなどせず、2人で生还することを考えている。
私は???私は???
「素敌な彼女さんね、お世辞抜きに私が见てきた中でもここまで出来た子はなかなかいないわ???」
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